御殿場市長 若林洋平

私が平成21年に市長に就任してから9年が経過しました。今年節目となる 10年目を迎えるにあたり、私は世界の宝である富士山の麓で暮らすことが出来ることにあらためて感謝し、全ては市民の皆様、全ては市勢発展のために、全身全霊をささげる所存でございます。

さて、平成29年を振り返りますと、「板妻南工業団地」内の7区画全てに、いずれも将来性豊かな優良企業の進出が決定いたしました。今後、本市の産業面の中心となる工業団地として、市の発展に多大なご貢献をいただけるものと確信をしております。また、印野地区におきまして「宅地創出事業」として整備をいたしました「星空の郷御殿場高原・堀金」も販売を開始しました。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた「ホストタウン推進 事業」といたしましては、台湾サッカー協会との事前合宿受け入れの協定を締結し、3月にはイタリア空手道代表チームの合宿受入れ協定を締結いたします。

また、庁舎東館が新たに竣工し、福祉部門の業務をワンストップサービスで 行うことが可能となったほか、最新設備の災害対策本部機能を持たせ、食堂については市民の憩いの場となるよう富士山を一望できるテラスを設置し、市民 サービスの向上に努めているところでございます。

そして、JAXAとの人工衛星の校正検証等に関する基本協定、ドローン等無人航空機活用に係る先端技術開発等に関する包括連携協定等各種協定を締結したほか、数多くの民間企業や団体との連携を図ってまいりました。

更に、アウトレットの施設拡張や小田急や時之栖等による宿泊施設の整備が 目白押しの中、藤田観光によるグランピング型ホテルの建設など民間資本による事業展開が勢いを増しているとともに、本市の魅力を凝縮した農家民宿村が地域と行政との協働により開村されるなど、本市を取り巻く環境には大きな追い風が 引き続き吹いております。

平成30年度はこの機運に乗って更に飛躍し、官民一体となって市の発展に向けてチャレンジしてまいります。

本市におきましては、平成28年度からスタートした第四次総合計画の将来都市像であります「緑きらきら、人いきいき、交流都市 御殿場」の実現に向け、経済・産業分野をはじめ、子育て支援・福祉・教育など各分野の施策を積極的に進め、弱い立場の方にもしっかりと寄り添い、声なき声にもしっかりと耳を傾けながら、真に心が通った地方創生、まち・ひと・しごと創生に取り組んでまいります。

この将来展望を見据えた上で、今やらなければならないことをしっかり見極め、私がこれまでの基本姿勢としてきました御殿場型NPMの理念に基づき、市民の皆様の幸せを最優先に考え、市民の皆様と一緒になって、笑顔と活力溢れるまちづくりを全力で進めてまいります。

経済活性化

各種企業の本市への旺盛な進出意欲に応えるため、夏刈地区に新たな工業用地の開発を進め、引き続きUターン・Iターン・Jターン就職の促進を図ってまいります。観光分野については、官民一体となって御殿場ならではの魅力を活かし、おもてなしの気持ちを大切にした観光施策を引き続き推進するとともに、観光ハブ都市機能をより一層充実するため、富士箱根伊豆地域の市町村との連携を更に強化することでお互いを高め合い、 地域全体が発展していくことを目指してまいります。スポーツツーリズムの推進については、オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致をはじめ、富士山麓や箱根山系の自然を生かしたアウトドアスポーツ事業を創出し、市全体に経済 効果を波及させてまいります。

また、市街化調整区域における宅地創出事業については印野地区に続き本年度は玉穂地区で整備を進めるほか、景観を保全しつつ観光関連施設の誘致を進めてまいります。更に、エコガーデンシティ化に向けて産学官金と地域の連携により段階的に取り組むとともに、先ほども申しあげたとおり、民間資本による施設 整備が目白押しとなっている状況の中、このような民間活力の導入をより一層 活発化させることにより、御殿場のブランド力を高め、世界中の誰もが訪れたくなるまち、誰からも愛されるまちづくりを推進してまいります。

地域医療体制及び子育て支援の充実

「真の子育て支援日本一のまち」として、子ども医療費・妊産婦健診費・不妊治療費への助成を継続し、新たに不育症治療費への助成を始めるとともに、給食費の補助や出産祝い金等の実施に向けた準備も進めてまいります。また、家庭・地域・団体との協働による子育て支援や子ども条例、いじめ防止基本方針に基づく青少年健全育成を進めてまいります。本市は小中学校の教育指導センター指導員、特別支援学級補助員、事務員等を増員し、教育に係る人的資源の確保と向上に努めており、県内の自治体の中でも極めて充実した体制を築いております。今後も教員が児童生徒と向き合う時間を確保し、きめ細やかな指導ができるよう努めてまいります。更に、医療・福祉機関と連携しながら、小児医療・発達支援を含めた地域医療体制の確立に取り組んでまいります。

危機管理体制の強化

自衛隊・消防団・自主防災会など関係機関等との連携により、富士山火山噴火や南海トラフ地震、風水害への備えを一層強化するとともに緊迫化する国際情勢に対応し全国瞬時警報システムJアラートと防災行政無線の連動により正確で迅速な情報提供に努めてまいるほか、災害時応援協定締結団体、JAXA、ドローン運用団体等と連携した防災訓練を実施してまいります。

魅力発信の強化

本市の魅力や各事業所からの情報を、富士山GOGOエフエム、フェイスブック・インスタグラム等多様なメディアやフィルムコミッションにより情報の発信を強化し、商工業の活性化・観光振興・災害対応等に役立てるほか、平成29年度から開始しました御殿場映画まつりを継続させ、御殿場を映画の聖地として新たに情報発信してまいります。更には、移住定住促進やふるさと納税につきましても本市の魅力を十分に活用しつつ強化してまいります。